迫桜生の活動報告
【福祉教養系列】年越しイベントについて
去る12月25日(木)、介護実習でもお世話になっている 社会福祉法人 宮城福祉会 特別養護老人ホーム さくらの里 若柳 の皆様にご協力いただき、年越しイベントを開催いたしました。
この取り組みは、ドリカムⅢ(総合的探究の時間)で福祉教養系列3年次生徒が「施設で暮らす高齢者の方の寂しさを少しでも和らげたい」という思いから生まれたものです。準備にあたっては、若柳・なかまち地区の区長である松井光規様にご協力いただき、10月から蕎麦打ちをご指導いただきました。また、施設の皆様には、日頃どのような時に寂しさを感じるかなどのアンケートにもご協力いただき、活動の方向性を考える大切な手がかりとなりました。
当日は、多くの利用者様にご参加いただき、蕎麦打ち体験のほか、年越しにちなんで生徒たちが手作りした福笑いや絵馬づくりを楽しんでいただきました。 利用者様からは「楽しかった」「またやってほしい」といった温かいお言葉をいただき、生徒たちにとっても笑顔あふれる、心に残るひとときとなりました。
今回の企画にご協力くださった さくらの里 若柳の利用者様・スタッフの皆様、そして蕎麦打ちをご指導くださった松井様 に、心より感謝申し上げます。 本当にありがとうございました。
※写真は施設の方に了承をいただいた上で掲載させていただきます。
【福祉教養系列】手話体験会について
12月11日(木)、障がいへの理解を深めることを目的として、小学生を対象としたイベントを開催いたしました。 今年は日本でデフリンピックが開催されたこともあり、今回は聴覚障がいについて学ぶ機会を設けました。若柳放課後児童クラブに通う小学4年生の皆さんにご協力いただき、当日は24名の児童が参加しました。
子どもたちは、聴覚障がいやデフリンピックについて学んだほか、「さんぽ」の曲を手話で歌う活動にも取り組みました。音楽を手話で表現する体験を通じて、障がいへの理解を深めるとともに、互いに楽しく交流する時間となりました。
今回の取り組みが、子どもたちにとって障がいについて身近に感じ、理解を広げるきっかけになったなら嬉しいかぎりです。企画・運営を行った3年次福祉教養系列の生徒にとっても、学びの多い時間となりました。ご協力いただいた児童クラブの児童・スタッフの皆様、そして活動を支援して下さった栗原市社会福祉協議会若柳支所様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
【福祉教養系列】和田行男氏講演会について
12月9日(火)、「誰もが最後まで人生の主人公であり続けるために」という演題で、介護現場で長年ご活躍されている和田行男氏を講師に迎え、講演会を開催しました。
当日は、全国福祉高等学校長会東北地区加盟校協議会の先生方をはじめ、宮城県内の福祉・医療・看護関係者の皆様、宮城県高等学校福祉教育研究会の先生方、そして本校福祉教養系列の2・3年次生が参加し、世代や立場を超えて共に学ぶ場となりました。
和田氏は、38年以上にわたる介護の経験をもとに、「その人らしさ」を尊重する支援の大切さを語られました。認知症の方の行動を「異常」と捉えるのではなく、病気による結果として理解し、本人の意思や尊厳を守ることが介護の本質であると強調されました。また、介護職は「人生の伴奏者」であり、利用者が最後までその人らしく生きることを支える誇りある仕事だと温かい言葉で伝えてくださいました。
講演の後半には参加者からの質問にも丁寧に答えていただき、現場で働く介護職員や福祉を学ぶ高校生にとって、心に響く学びの時間となりました。
今回の講演会は、介護や福祉に携わる人々が改めて「人を尊重する支援とは何か」を考えるきっかけとなり、参加者一人ひとりが温かい気持ちを胸に持ち帰ることができました。
熱意あふれるご講演をいただいた和田行男氏に心より感謝申し上げます。また、貴重なお時間を割いてご参加くださった皆さまにも深く御礼申し上げます。本講演会が、今後の福祉や介護の現場における実践の一助となれば幸いです。
【福祉教養系列】認知症VR体験会について
11月20日(木)に株式会社ICHICO様、株式会社シルバーウッド様にご協力をいただき、認知症VR体験会を実施しました。
今回は、認知症になった方本人の症状の体験に加え、認知症の方の家族の体験をさせていただきました。
はじめに、脳の機能障害によって、ただ降車するだけにもかかわらずビルから飛び降りるように感じて一歩が踏み出せない視空間認知障害の体験や、電車に乗ったものの「ここがどこなのか分からなくなる」という見当識障害体験をしました。この体験を通して、認知症には様々な症状があり、その方の「見えている世界」が私たちとは大きく異なることを実感しました。そのため、私たちの視点だけで判断するのではなく、介助を行う私たち自身が認知症に対する正しい知識を身につけることが必要だと感じました。また、何よりも、その方が見ている世界や感じていることを理解するために、話を『聴く』ことの重要性を学びました。
認知症の方の家族の体験では、自分の大切な親が少しずつ当たり前のことができなくなることで悲しみや怒りを抱えること、さらに近所や会社からの理解が得られず孤立を感じてしまう現実を知りました。その結果、大切な家族に対して当たってしまうという苦しみもあることを理解しました。
この体験を通じて、生徒達からは「介護従事者になるものとして、今後さらに認知症について正しく理解し、知識を身に付け、認知症があっても社会に参加するきっかけを提供できる存在になりたい」「社会で認知症の方やご家族の方を孤立させるのではなく、生きがいを感じながら生活できるよう、多くの人に今回の体験を伝えたい」「不安を感じている人を見たら、『大丈夫ですか』と声をかけることからはじめたい」「偏見を持ち、決めつけるのではなく、常に相手のことを考え、思いやりを持って生活したい」という感想が挙がりました。
ご協力を賜りました皆さま、貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。
【福祉教養系列】障害者支援施設見学について
福祉教養系列の2・3年次の生徒が「社会福祉法人 共生福祉会 障害者支援施設 萩の郷 第二福寿苑」と「萩の郷 福寿苑」の2施設を見学をさせていただきました。
第二福寿苑では施設見学の他、実際の介護現場で使用しているリフトを実演していただきました。また、福寿苑では障がいのある方の食事介助の実際についてや、生活支援員の方より、仕事内容や仕事のやりがいなどをお聞きしました。質疑・応答の時間も設けていただき、生徒たちは「介助で気をつけるべきこと」や「夜勤の際の利用者の方の様子」「福祉の仕事を目指す私たちにどんな力が大切だと思うか」「国家試験の勉強方法」など、積極的に質問をし、学びの多い時間となりました。
お忙しい中、施設見学や懇切丁寧なご指導をいただき、ありがとうございました。