2022年6月の記事一覧

【土木科】校庭トラック測設実習

 現在、迫桜高校土木科では地域貢献活動の一環として近隣小中学校の校庭トラックの測設作業を実習として行っています。

 「1周200mで設定しているけど、実際ほんとに距離が取れているの?」「今、180mで設置しているけど、200mにはできないの?」「校舎に対して斜めになってしまっている。」などのお悩みにできる限り対応しています。

 

 今年度はすでに鶯沢小学校様、宝江小学校様、若柳小学校様の3校で実施させていただきました。

「トータルステーション」という測量機械を使い、一度の観測で角度、距離を読み取ります。

角度に関しては1°の1/3600(1秒)単位まで、距離に関しては1ミリメートルの単位まで正確に測定できます。

 

観測点には「反射プリズム」という器具を設置し、レーザーを当て、反射にかかった時間から距離を算出しています。

小中学校の児童生徒が元気に使ってくれる姿を思い描いて、より精密なものを設置するため、本校生徒も一生懸命作業に取り組みました。

 

 ご協力いただきました小学校の皆様、ありがとうございました。

 今後もご要望にお応えしていきますので、是非お声がけください。

【土木科】(仮称)栗原IC整備事業 現場実習

 5月24日火曜日にエンジニアリング系列土木3年次生15名が現場体験実習に参加して参りました。

 みやぎ県北高速幹線道路に直結する(仮称)栗原インターチェンジを整備することで、沿線の工業団地や三陸縦貫自動車道との物流の効率化、速達性、定時性、確実性、利便性の向上が期待されるとともに、広域医療ネットワークの形成や地域間防災の連携強化を図られます。

 今回、栗原ICの整備を進める中で、縄文時代の遺跡が発掘されました。そこで近隣の小学生を対象に、体験学習が計画されました。

 その中で、迫桜高校土木科にお声がかかったのは、「竪穴式住居の建築体験」の下準備です。

 

 麻紐を組んで、竪穴式住居の骨組みを建て込んでいきます。

 崩れないように、強い力で締め付けていきます。

 6月5日の体験学習で小学生がこの骨組みにわらを葺いて、竪穴式住居が完成します。

 大変、貴重な体験をさせていただきました。ありがとうございました。