産業社会と人間(社会人講話)

 1年次の「産業社会と人間」では自己の在り方や生き方について考え,将来の社会生活や職業生活に必要な意欲や態度を身につける。今回は社会人講話をいただき、社会の一員として生きることを自覚させ社会生活や職業生活に必要な基本的な能力や態度、及び望ましい勤労観、職業観を育むため,職種が違う4名の講師の先生方を招き,4回実施します。

6月15日は伊藤ハムウエスト(株)前専務取締役,現在は本校の講師として授業を受け持ってもらっている 千葉 恒雄先生から「社会で必要とされる人材~高校生活は、社会に出るための準備期間~」と題して講話をいただきました。

 

高校時代に失敗や挫折で学んだことを生かして,大学進学を決意し志した。

 

大学での就職活動においては,不合格が続き,最後の望みをかけて誰もがしない学生服(詰め襟制服)で就職試験に臨んだ。なぜリクルートスーツでなく学生服だったのか・・・自分自身を知ってもらうため,特徴のある学生と思ってほしかった。当時の人事担当者からも認めてもらい翌年に伊藤ハムに就職、その後も人事部に配属され,採用に従事し多くの方と面接をしてきた経緯も話してくれた。

 

 その中でも基本的な生活習慣「あいさつ」についても触れ,自ら進んで大きなあいさつをする人は積極性のある人材と見なされた成功例や失敗例など具体的な理由も教えてくれました。最後に人生において(+)と(-)があるが,(-)の壁を乗り越えるときは,自己分析をし,自分の成長のため,視野を広げることで発見することが多くあることから(-)課題をチャンスと捉えて高校生活・社会にでてほしい。